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伊藤 優介|シンガポール駐在員

私の入社後の略歴

  私は2003年1月に入社し、インド中東グループに配属となりました。オペレーション業務を2年担当の後、お客様の元へ出向し、お客様の立場からプロジェクト貨物の配船コーディネート業務を8ヶ月間担当しました。帰任後はプラントグループ配属となり、営業担当として集荷の他、受注したプロジェクト貨物の配船検討•調整業務を約3年担当しました。
 2009年7月、親会社NYKの西アフリカ航路運営担当として出向し、ロンドンに赴任しました。2011年6月に同じ職責のままシンガポールに転任となりました。現在は東アフリカ航路も加わり、航路運営とマーケティングを担当しています。

私の仕事について

伊藤 優介

 シンガポールは、赴任時に見た風景が初めて訪れた2006年のそれと大きく異なっているのに驚いたのがとても印象的でした。人口500万人強と小さな国ではありますが、各企業のアジア拠点の受け皿として成長を続けている勢いを感じます。
 オフィスにはシンガポール人をはじめとして、台湾、香港、韓国、中国、タイ、フィリピン、インドネシア、マレーシア、インド、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ペルーなどなど、様々な国を母国とする人たちであふれています。
 コンテナ航路の仕組み(船型、配船頻度、寄港地、貨物構成など)全体をプロダクトと呼んでいますが、現在私が担当しているのは、どのようなプロダクトにすれば採算がよくなるかを検討したり、動いているプロダクトが予測どおりの採算を取れているか、改善の必要はないかなどをマーケットの状況を見ながら管理する仕事です。西アフリカへも数回出張しました。
 日之出本体の仕事とは直接関わりがありませんが、日之出以上に拠点のあるNYKのコンテナ一航路全体を見る仕事は、ダイナミズムにあふれています。この経験を帰任後、どうフィードバックしていくかが私の課題です。このように親会社をはじめとしたグループ会社の仕事にも携わることができるチャンスがあります。

学生のみなさんへ

伊藤 優介

 周りの多くの同僚と異なり、私は元々海外志向ではありませんでしたが、とにかく仕事がしたい、するなら明るい雰囲気の会社と希望していく中で日之出と出会いました。社員旅行を初め、お花見、スキー旅行やボート大会、NYKグループの運動会などの社内行事、各種サークル活動も多くありますし、突然の飲み(一部で"うがい"と呼んでいます)も多く、とてもアットホームな会社と言えると思います。 入社当初より英語を使う機会に恵まれます。運航担当としては、船長、寄港先の船舶代理店のご担当と、営業としてはお客様やブローカーさんと、乗船研修では船員や現場の方々と、様々な国と立場の人々と交流するなかで得ていくつながりや経験はとても貴重なもので、皆さんの世界が広がっていくのを感じることができると思います。
 貨物の製作過程から追っていったプロジェクト貨物が、対象船、積荷法の技術検討を経てついに完成し、積荷⇒輸送⇒揚げ荷と終了、後日出張で実際にお客様の工場に据え付けられ稼動している姿を見たときは、そこにたどり着くまでの苦労と携わってきた関係者の顔と顔とがOverlapして、感動で涙が出そうになりました。この経験は忘れられません。
 会社の規模に比して若い人の海外出張も多い方と思いますので、海外志向の方には十分なフィールドがあると言えるでしょう。英語が入社後すぐ得意であるにこしたことはありませんが、英語力は後からついてくると思いますので、今私が思うのはむしろ人が好きかということ、明るさ、積極性かつ協調性などの方が大事なのではないかと思います。
 みなさんの元気と明るさを、在来•重量物船というツールに託して、世界を広げてみませんか?そして海運という立場から、各国の発展の一翼を担ってみませんか?
 とにかく働きたいという方、仕事とそのあとの"うがい"を日之出でご一緒できる日を楽しみにしています!

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