私はアジア航路の復航の業務を担当しており、復航とは、インドネシアやフィリピン、マレーシアで貨物を積んで、日本や中国、韓国で揚げる、簡単に言えば帰りの船のオペレーションです。オペレーションとは船の運航を管理する仕事で、日々船のキャプテンや代理店と連絡を取り合い、本船のスケジュールを管理し、安全かつスムースで効率的な航海が出来るよう心がけています。また最近では先輩のもとで集荷や、配船を組み立てる仕事も担当するようになりました。国内外のお客様や、カーゴブローカー(仲立人とも呼ばれ、荷主と船社の間に介在して取引を行う)と連絡をとりあい、船のポジションや時期にあった最適な貨物を探し、配船案を組むといった仕事です。オペレーション業務とは違い、より積極的な姿勢で自ら発信していかなければならない点や、集荷をするにあたってはより深くその商売形態や背景を学ぶ必要があり、まだまだ勉強の毎日です。またアジア航路は他航路に比べて距離が短い為、航海日数も短く、20日~30日で航海を終えてしまうものが主なので、その都度すばやい対応が求められます。アジア配船の船が、横浜など近くの港に寄港する事はあまり多くないのですが、機会があれば積極的に訪船し、キャプテンから外地での荷役状況についてなど、貴重な話を伺う事が出来、その後の業務に役立てたりしています。
私は学生時代、就職活動で会社を選ぶに当たり軸にあったのが、"物事を根底から支えていける仕事がしたい"という事です。もともと海運業界を志望していた訳ではありませんが、私達の生活を支えているのは物流だと思い生活基盤を支える仕事がしたい、また英語を使って海外と関わりのある仕事がしたいと思っていたので、自然と船会社に行きたいと思うようになりました。実際に働いてみて感じた事は、船会社の仕事が想像していた以上にグローバルな仕事だという事です。社外とのコミュニケーションは勿論英語ですし、様々な貨物が世界に運ばれ、日本に輸入され、仕事のスケールは大きく、海運はまさに物流の核だな、と日々感じています。 また船は365日24時間止まることなく動いていますので、何かトラブルや問題があれば、休みに関係なく対応しなければならず大変だなと思う時もありますが、各港の代理店や関係者と密に連絡を取り合い、無駄に船を待たせることなく上手くスケジュールを組めたときは、それは採算向上にもつながり、やりがいを感じる事ができます。
船会社で働くことに対してイメージを沸かせるのはとても難しいと思いますが、日之出郵船では鋼材・プラント(生産設備などコンテナ化できない重量・長尺貨物)・バルク(肥料・飼料・石炭・鉄鉱石etc)・一般貨物(プレスマシン・船舶・建設機械etc)...と、本当に様々な貨物を運んでいるので、自分が運んでいる貨物が私達や世界の人の生活にどのように影響してくるものなのかを考えると、とても興味深く面白い仕事と感じて頂く事が出来ると思います。また英語を使って仕事がしたいと考えている方には、想像以上に使う機会があると思いますので、良い環境だと思います。あまりに社内で英語が飛び交っていると、ここはどこ?という錯覚に陥ってしまう事があるくらいです!また人数規模が大きくなく、社内行事がとても多いのでチーム外でも色々な人と交流が持てる点も、日之出郵船の良さの一つではないかと思います。ぜひ一度説明会を利用してオフィスへ足を運んで頂き、会社の雰囲気を見て頂けたらと思います。みなさまのエントリーをお待ちしています。