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新人座談会

 2011年4月より日之出郵船の新たな仲間として働き始めた新入社員4人に、学生当時の自分を振り返りつつ就職活動のことや実際に働き始めてからの印象・ギャップなどについて、ざっくばらんに語ってもらいました。

学生のとき、会社を選ぶときの基準や海運業界を志望した理由はどうだった?

黒田「日本国内だけでなく海外とも関わる仕事に興味があったから、必然的に海運業界に興味を持つようになった。」

西井「漠然とスケールの大きな仕事をしたいと考えていたんだけど、海運は世界を相手に活躍出来そうで面白いと思ったから。動く金額が大きいということにも惹かれたね。」

佐々木「私は英語を使う、海外と関わる仕事に就きたいと考えていて、海運ならそういう機会に恵まれそうだと思ったから。」

寳田「私は大学で国際関係学を専攻していて知り合いに外国為替に関する仕事を薦めてもらったんだけど、それを調べているうちに貿易に興味が出てきた。お金を動かすことよりも物を動かすことに興味が出てきて。」

入社前と入社後でイメージが同じだった・変わったことはある?

西井「入社前は物を運んでいるイメージしかなくて、オペレーションは説明会でスケジュール管理が主な仕事みたいに聞いていて、正直そんなに難しいことだと思っていなかったんだけど、実際にやってみると船が遅れることなんて当たり前だしなかなかうまくいかない。伝票を作ったり社内システムに情報を入力したりとか、細かい事務作業も予想以上に多かった。」

黒田「確かに思ったより細かい作業が多いと感じたね。スケジュールが遅れたらいろいろ調整が必要だし、もっとスムーズにいくものかと…。プラント船は珍しい港に行くことも多いから代理店と地道な情報のやり取りが必要だったりとか。」

西井「あと最近電卓ばかり叩いている気がする(笑)。計算することも多い。」

黒田「入社して一番驚いたのは、冷蔵庫に普通にお酒が入っていたことかな(笑)。」

西井「参加するメンツによるけど、飲み会が予想以上に激しい…(笑)」

寳田「面接は日之出が一番和やかでみんな優しい人だなと思ったんだけど、入社してもその印象は変わらなかった。他社から出向されていた人がたまに顔出しに来て下さるけど、それも何だか納得した。」

佐々木「入社して思ったのは、思ったよりも現場に近い仕事だなと。事務所は丸の内にあるし、現場を近くに感じることはなさそうだと思ったけど、実際は現場ありきの仕事だということを実感した。」

英語は入社前みんな気になっていたと思うけど、実際仕事をしてみてどうだった?

黒田「予想通り、英語が出来ないとダメだなと痛感しています(笑)。」

西井「慣れが大事だよね。まだ全然使いこなせてはいないけど、何度も英語で話しているうちにビビらないようにはなった。使うフレーズは大体同じだし、メールも先輩方のを参考にすれば何とか。でもトラブルが起きた時に自分の言葉でちゃんと対応出来るかどうか、自信がない…(笑)」

寳田「確かに最近ようやく話すことに慣れてきた気がする。初めて海外に電話を掛けたのがイランの代理店だったんだけど、訛りが凄くてよくわからなかった…(笑)。」

佐々木「相手もネイティブじゃない人が多いから、そういう意味では気楽かも。」

西井「社内に英語を話せる人がこんなに多いことには最初驚いた。」

寳田「まだまだ得意とは言えないけど、そのうち慣れるからこれを読んでいる学生さんも不安だろうけど絶対に大丈夫だと思う!」

仕事をしているときに心掛けていることとか、これまで仕事をしてきて達成感を感じたり感動したりしたことはある?

西井「オペレーションに関しては、船がスケジュール通りに動いたときはやっぱり嬉しい。昨年末、どうしてもスケジュールを遅らせることが出来ないときにキャプテンに何とかしてくれと頼み込んで、本来掛かるはずの半分の時間でホールド内の掃除を終わらせてくれたときは感動したね。船員総動員でやってくれたみたい(笑)。」

黒田「ちょっとタイミングが狂うだけで数日間スケジュールが遅れちゃうこともザラだから、予定通りに動いてくれると嬉しいというか、ホッとするよね(笑)。」

寳田「最初は質問の要領をうまくつかめなくて必要な答えを導き出せずに落ち込むこともあったけど、最近はコツをつかんできて答え以上のことをいろいろ教えてもらうことが出来る場合もあって、そういうときは嬉しいかな。」

佐々木「メールを送ったらそこでおしまいにするんじゃなくて、その後電話も掛けることが親切と教わったので、それも礼儀の一つだと思って心掛けてる。訪船してキャプテンと実際に顔を合わせて話すのも大事だと思う」

西井「その後の対応が訪船前と後で全然違うことも多いよね。代理店も同じ。メールだけじゃ必ずしも動いてもらえるとは限らないし。人間関係の構築が大切だと思う。」

寳田「訪船した翌日に、何の用もないのにキャプテンから電話が掛かってきたことがある…(笑)。」

西井「まだやったことないけど、早く自分で商売を決めてみたいな。そのために日々勉強です。」

寳田「私はトラブルが起きても動じないようにしっかり構えたい…(笑)。」

自分が日之出の一員ということを実感した時はどんな時だった?

西井「トイレで普段の仕事であまり関わることがない人に挨拶したら返して下さった時かな。ちゃんと顔覚えてくれてるんだって。」

黒田「休みの日のイベントに参加してみんなで楽しんだときかな。今年はボート大会が中止になっちゃったけど、秋の運動会は楽しかった。」

佐々木「若手だけでなく、年上の方々も多く参加するようなイベントに誘われた時は嬉しかった。」

寳田「ニックネームで呼んでもらえたときかな。最初は戸惑ったけど気付かないうちにその呼び名が広まっていて、何だか親近感が湧いたというか。普段あまり業務上関わりのない人にも浸透してるみたい…(笑)」

日之出ってどんな会社で、どんな人が日之出に向いていると思う?

佐々木「やっぱり英語に抵抗感のない人かな。あと私も面接で思った通り社員同士の仲が良くて、その分社内行事も多いからそれを面倒だと思わないでみんなでワイワイと楽しめる人。」

黒田「仕事をしているとどうしてもトラブルが起きるけど、それで落ち込んだりしないで前向きに取り組める人。」

西井「気持ちの切り替えがうまい人。自分が休みの日でも船は動いているけど、ずっと緊張しっ放しだと疲れちゃうからOn / Offをうまく切り替えられた方がいいと思う。」

寳田「柔軟性があるというか、臨機応変な対応が求められるよね。」

西井「学生時代には聞いたこともないようなことばかりで覚えることも多いから、何にでも興味を持って学んでいける人には楽しい環境だと思うな。」

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